メンテナンスの手間と費用を考慮した庭づくりのポイントは何ですか?

 メンテナンスを極力少なくするように工夫された庭を、ローメンテガーデンといいます。全くメンテナンスがいらない庭をノーメンテガーデンといいます。しかし、実際には、コンクリートなどで固めた無機質なものにしない限りノーメンテガーデンは難しく、ローメンテでありながら、庭としての美しさを保ちたいという要望が多いです。

 松江市や出雲市にもローメンテガーデンが非常に増えてきました。ローメンテガーデンにするには、予め計画段階からローメンテを意識しておく必要があります。

 それでは、メンテナンスの手間と費用を考慮した庭づくりのポイントを見ていきましょう。

雑草が生えない工夫

 ローメンテナンスガーデンといえば、やはり雑草の生えにくい工夫です。雑草は水と温度があれば種が発芽してしまうので、水持ちを無くして生えないようにする方法が一番です。コンクリート舗装にしても、水持ちがないから生えにくいと言えます。

 砂利や防草シート、インターロッキングやタイル貼りなど、とにかく保水の少ないものを利用するのがよいでしょう。

 ただし、インターロッキングの隙間とか、透水性舗装の隙間などに埃が溜まると、そこに保水性が高まり、雑草が生えます。その点タイル貼りは隙間が少なく、埃が溜まりにくい分雑草が生えにくいですね。

灌水は自動で

 庭木への水やりも、夏場などは手間です。怠ると庭木が衰弱してしまい、元の戻せなくなってしまいます。よって、庭木に合わせて灌水をする必要があり、これは手間ですね。

 そこで、自動で定期的に灌水を行ってくれる装置があります。これなら、最小限の量を定期的にタイマーで散布してくれるから、庭木も元気で非常に楽です。

 ただし、簡易式で電池式のもありますが、電池の入れ替えが必要であったり、対応年数が短いので、できれば電気式の自動潅水装置を取り付けるのがいいでしょう。

汚れが目立たない色で

 松江市や大田市や異国からの砂が運ばれたり、出雲市や雲南市は北側にコケが生えたりと、何かと建物や庭が汚れます。汚れるのは仕方がないとしても、汚れてもなるべく目立たない色の素材を使っていれば、メンテナンスも少なくて済みます。

 よく建物の外壁をみると、汚れが目立つ家と目立たない家があります。同じように庭の素材も色によって目立ち方が違います。また、材質によっても汚れやすいものと汚れにくいものがあります。素材の選び方は色と材質で、極力汚れが目立たないものを選択しておきましょう。
 


 メンテナンスが少ない庭を望むならば、計画段階からメンテナンスの事を考えた設計にする必要があります。しかし、素材にしても灌水装置にしても、普段は見ることのないものばかりです。そこは、専門業者に相談してみることをお勧めしますが、予めメンテナンスをなるべくなくしたい旨を伝えるのをお忘れないようにしてくださいね。

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