フェイジョアは葉の裏が青白で、南欧のイメージを連想させる庭木として人が高い樹種です。フェイジョアのキレイな花は食べると甘いというサプライズも。実は甘酸っぱいフルーティーな味わいで、非常に印象の良い木です。このように人気のため、近年はたくさん採用され、あちこちで見かけるようになりました。
そんなフェイジョアですが、個体が増えると病気も増えるものです。葉に斑点が出てきてどんどん増えていくような状況になったのが、今回の症状です。
このような状態はどんなことが起きているのでしょうか。そして、どんな対処をしたらいいでしょうか。フェイジョアの葉に茶色い斑点が出てきたときの状態と対策について見ていきましょう。
茶色い斑点の正体
気づいたらフェイジョアの葉のあちこちに茶色い斑点があって、穴の開いている部分も見られる。この斑点は菌類により起きた症状で、このような病気を褐色の斑点という意味で褐斑病と呼ばれます。
褐斑病はかなりたくさんの樹種の庭木にも見られる症状です。アセビ、イチゴノキ、エゴノキ、カナメモチ、カルミア、クリ、ケヤキ、サルスベリ、ザクロ、ソヨゴ、トネリコ、ナンテン、ボケ、マサキ、ムクゲ、ヤマモモ、リョウブ、レンギョウなど。
この病気は斑点の中央部から外に輪状に広がっているのが特徴で、たびたび中央部が抜け落ちます。葉の裏側にも同様に褐色の斑点が見られ、陥没しています。
褐斑病への対処方法
褐斑病は、一度罹病した葉は元にはもどりません。そして、褐色の斑点からは胞子を放出して、周囲の葉にどんどん広がっていきます。よって、褐斑病に罹病した葉は、見つけしだ取り除いて処分しましょう。また、当然ながら、地面に落ちた葉からも胞子が放出されます。地面の葉も掃除して撤去しましょう。
新たな葉に褐斑病が広がるのを予防する方法として、殺菌剤散布も有効です。殺菌剤については多種ありますが、登録のある農薬を使用しましょう。登録農薬の検索については最下欄に参考ページを添付します。
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