外構工事とは

 外構とは、家の外回りのこと、つまり家の外側の構えのことを意味します。家の中の事をインテリアと言いますが、逆に外の事はエクステリアといいます。エクステリアと外構はほぼ同義で使われます。
 しかし、外構工事といった場合には、単に家の外側の工事の事を意味するというのとは少し違います。外構工事の場合の外構とは、暮らしを豊かにするために必要とされる家の外側の部分の事を意味します。例えば、宅地造成のために土留めを行って土を客土する場合や、浄化槽や下水管を埋設することを一般のユーザーが外構工事と呼ぶことはあまりありませんね。そういう意味では、外構工事とは、家を建てた後にその外側の生活に関する整備をすることを意味していることが多いです。
 つまり、外構工事とは、家の外側の暮らしを豊かにするために必要な役割を持つ工事のことを意味していると言えます。その点からすると、無意味なものを外構工事として家の外側に配置することは外構工事の範ちゅうではないわけです。では、外構工事としてどんな役割を果たす設備があるのでしょうか。具体的に見てみましょう。

外構工事の役割

  外構工事の役割としては、いくつか挙げられます。主なものを挙げてみましょう。
・機能の向上
・美観の向上
・プライバシーの確保
・安全性の向上
 それでは、それぞれについて詳しく見てみましょう。
 

機能の向上効果としての外構工事

 機能の向上は、例えば、自家用車を自宅の敷地に毎日置くと思いますが、土の上に車を置くと、日常生活上様々な不便が伴います。経験者の方は良く分かると思います。雨が降れば、タイヤはおろかドアの上まで泥が跳ねます。ぬかるむとタイヤがくるくる回って前に進まなくなります(これはかなりひどい場所ですね)。草が生えて、車の底がざわざわと草に舐められ、ドアを閉めると雑草が挟まれてしまいます。夏は強烈な暑さになるでしょうし、雪が降れば時間をかけて雪かきが必要です。これを毎日毎年続けていくことを考えると、すべてから解放される外構工事として、コンクリート舗装やカーポートの設置を選択すると、暮らしはずいぶんと豊かになるでしょう。それは、時間的にも、精神的にも、車の寿命としても大幅に改善できることを豊かになると表現しています。これは、自家用車を利用する際に、便利になるとか時短になるとかいったような機能的な向上を意味します。外構工事の最初のきっかけとして、この機能の向上を目的とした工事が多いと言えます。

美観の向上効果としての外構工事

 美観の向上としては、説明するまでもなく見た目の良さを意味します。自宅は高額なお金を使って建てたわけですから、当然、見た目の色や形もこだわって決めたことでしょう。その外観に合わせた外構を検討するのが美観の向上です。住宅は自由自在に形や色を決められる場合もありますが、制約もあり決められた範囲内で決定せざるを得ないことも多々あります。その点、外構は多くの形や種類が選択できるため、好みに合わせてデザインを変えられます。中には世界に一つしかない奇抜なデザインを求められる場合もあります。以上の観点から、ここでいう美観とは、住む方の趣味嗜好に合わせたという意味となります。つまり、あなたの気に入ったデザインの外構をすることで美観が向上するということになります。
 また、雑草がたくさん生えた住宅はいくら立派であってもキレイではありません。単に草が生えないように外構工事をしただけで、見違えたようにキレイになります。それは草が生えているか、それとも生えていないかだけの違いだけで、見違えるのです。外構工事をすると、美観の向上は簡単に手に入られるということですね。その上に、デザインを凝らしたり、色合いを鮮やかにしたりすることによって、さらに美観が向上し、同じ家でも全く違う価値に見えてしまいます。
 外構工事では、昨日の向上と合わせて美観の向上が求められます。切っても切れない関係というイメージですね。

プライバシーの確保としての外構工事

 外構工事の中に、目隠しフェンスや敷地を明確にした歩道や境界フェンスなど、プライバシーの確保を目的とするものが多くあります。やはり、自宅のプライバシーが確保されず、他人にいつも見られていると思うと豊かな暮らしはできません。自宅は精神的に安定する場所でなければ意味がありませんからね。特に最近は、敷地面積が狭くなり、隣地との距離が近くなってきています。窓を開けると隣の玄関にこんにちわ、なんてこともあります。道路を歩く人から丸見えのため、万年開かずのカーテンになるケースも多々あります。折角のマイスペースを十分に有意義に使えないのは悲しいことです。このような問題を解決するのが、プライバシーの確保を目的とした外構工事となります。

安全性の向上としての外構工事

 自宅の安全性は最低限守られていない豊かな暮らしはできません。安全性は何よりも優先されなければなりません。もし、自宅の周りに外構がなければ、いつでも自由自在に他人が踏み入ったり、突然と窓の前に人の気配がしたりと、気が気ではありません。ここからは自宅の敷地内であることを明確に表し、フェンスや門扉や車止めなどにより、勝手に入ることを許さないという意思表示をすることは、安全上非常に重要です。夜にはライティングにより泥棒を寄せ付けない工夫も、監視カメラの設置による防犯対策も外構工事によってなし得ます。そういう観点で、外構工事は、安全性を向上し、より安心して毎日を暮すことができます。


 外構工事とかエクステリア工事やお庭工事という言葉は、住宅を購入して初めて必要になる分野だと思います。住宅の購入時には、いろいろ考えることが多くあり、ついつい外構工事の事は後回しになることもあるでしょう。予算の都合上、後々にすることもあるでしょう。しかし、外構工事には非常に重要な役割があります。よって、しっかりとどんな役割を目的として外構工事をするのかについて納得して進めないと、大切なお金を無駄にしてしまうことになりかねます。そういう意味で、決して焦らず、専門家や専門業者に相談しながら、外構工事の目的を考えて工事計画を立てることをお勧めします。
 最近は島根県内の松江市や出雲市でも外構工事が一般的になりました。しかし、実際はどんな役割を果たすために取り付けたのかわからず、使用されなかったり、また、適切な寸法でないために充分な効果が発揮されていない外構も非常に多く見られます。この点については、さらに詳しく他のブログで説明をしていますので、是非ご参考ください。

外構/エクステリアについて詳しくは【Takezo・ファーム】までお問い合わせください。

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