愛犬のための理想のドッグラン作り！外構エクステリアで押さえておきたいポイント

投稿日 2024年8月28日
著者 Kazuhiko
カテゴリー外構・エクステリア

　愛犬との生活をもっと楽しくするために、自宅の庭にドッグランを作りたいと考えている方は多くなりました。松江市や出雲市でもカフェやペットショップでドックランを見かけることが多くなり、自宅にドックランを計画するご相談も多くなりました。ドッグランは、愛犬が安全に自由に遊べる場所であり、また運動不足を解消するためにも非常に有効です。しかし、ドッグランを作る際には、いくつかの注意点があります。今回は、外構エクステリアでドッグランを作る際に押さえておきたいポイントについて、素人でもわかりやすく解説します。

ドックランの広さ

　まず、ドッグランを作る際に考慮すべきなのは、その広さです。広ければ広いほど、犬が思い切り走り回ることができますが、自宅の庭全体をドッグランにしてしまうと、他の用途に使えなくなる可能性もあります。愛犬のサイズや運動量を考慮し、適切な広さを選びましょう。

　例えば、小型犬であれば10〜20平方メートル程度のスペースがあれば十分ですが、中型犬や大型犬の場合は、最低でも30〜50平方メートルのスペースが必要になることもあります。また、庭の形状や地形も考慮し、犬が走りやすいレイアウトにすることが大切です。

フェンスの高さと素材

　次に重要なのは、ドッグランを囲むフェンスです。フェンスは犬が外に飛び出さないようにするための最も重要な要素です。フェンスの高さは、犬のジャンプ力を考慮して決める必要があります。一般的に、小型犬であれば1.2メートル程度、中型犬以上であれば1.5メートル以上の高さが必要です。

　また、フェンスの素材選びも重要です。木製のフェンスは見た目が自然で、庭の景観にマッチしやすいですが、定期的なメンテナンスが必要です。金属製のフェンスは耐久性が高く、メンテナンスが少なくて済みますが、デザインによっては冷たい印象を与えることもあります。フェンスの隙間が広すぎると、小型犬が抜け出す可能性があるため、隙間の幅にも注意しましょう。

地面の素材

　ドッグランの地面は、犬の足に優しい素材を選ぶことが大切です。一般的な選択肢としては、芝生、砂利、ウッドチップ、人工芝などがあります。

芝生は、自然な見た目と犬が走りやすい柔らかさが魅力ですが、定期的なメンテナンスが必要です。特に、犬の尿で芝が傷むことがあるため、こまめに水を撒くなどの対策が必要です。
砂利は、水はけが良く、メンテナンスが比較的容易ですが、犬が口に入れてしまう可能性があるため、粒の大きさに注意が必要です。
ウッドチップは、自然な見た目とクッション性があり、犬の足に優しい素材です。しかし、定期的に新しいチップを追加する必要があります。
人工芝は、メンテナンスが少なくて済み、耐久性もありますが、真夏の暑い日には地面が熱くなることがあるため、注意が必要です。

　どの素材を選ぶにしても、犬が安全で快適に過ごせることが最優先です。犬が地面を掘り返すことが好きな場合は、掘っても問題のない場所を設けるか、対策を考える必要があります。

日陰を確保

　ドッグランを設置する際には、犬が日差しを避けて休める日陰を確保することが重要です。特に夏場は、直射日光に長時間晒されると、犬が熱中症になるリスクがあります。庭に自然な木陰がない場合は、パーゴラやサンシェードを設置して人工的に日陰を作ることを検討しましょう。

　また、日陰だけでなく、風通しも考慮することで、犬が快適に過ごせる空間を提供できます。風が通りやすいレイアウトや、風の通り道に沿った植栽を取り入れると良いでしょう。

適切な遊具を設置

　ドッグランに遊具を設置することで、犬が飽きずに楽しめる環境を作ることができます。トンネル、ハードル、アジリティ用の設備など、犬が体を動かしながら楽しめる遊具を選びましょう。

　ただし、遊具の設置場所や数には注意が必要です。あまりに多くの遊具を設置すると、走り回るスペースが狭くなり、かえってストレスを感じることがあります。また、安全性も重要です。遊具が倒れやすい、角が尖っているなど、犬が怪我をする可能性があるものは避けましょう。

メンテナンスを考慮

　ドッグランは、定期的なメンテナンスが必要です。地面の掃除、フェンスの点検、遊具のチェックなど、手入れがしやすい設計にすることが大切です。

　例えば、排水がスムーズに行えるように地面の傾斜を調整する、掃除がしやすい素材を選ぶなど、日常的なメンテナンスを考慮した設計を心掛けましょう。また、ゴミ箱や道具を収納できるスペースを設けると、作業が効率的に行えます。

周囲の環境を考慮

　ドッグランを作る際には、周囲の環境にも配慮が必要です。特に近隣住宅との距離が近い場合、犬の鳴き声や臭いが問題になることがあります。フェンスに遮音効果のある素材を使用する、風向きを考慮して臭いの広がりを防ぐなど、周囲に迷惑をかけない工夫をしましょう。

　また、庭に植物を植える場合は、犬が触れても安全なものを選ぶことが大切です。中には、犬にとって有害な植物もあるため、注意が必要です。

犬の安全を最優先

　最後に、ドッグランを作る際には、常に犬の安全を最優先に考えましょう。例えば、フェンスの下に隙間があると、犬が逃げ出してしまう可能性があります。また、地面が滑りやすい場合、犬が転んで怪我をすることも考えられます。

　定期的にドッグランをチェックし、問題がないか確認することが重要です。愛犬が安全で快適に過ごせる空間を作ることで、より楽しい時間を過ごすことができるでしょう。

　愛犬のための理想のドッグラン作りには、さまざまなポイントを考慮する必要があります。広さやフェンスの選び方、地面の素材、日陰の確保、遊具の設置、メンテナンスのしやすさ、周囲の環境、そして犬の安全性など、どれも欠かせない要素です。計画の際には外構の専門家と犬の専門家の両方に相談することをお勧めします。

外構/エクステリアについて詳しくは【Takezo・ファーム】までお問い合わせください。