外構に欠かせないブロック塀ですが、正しく施工されていない場合、地震や風雨によって倒壊の危険性をはらむことがあります。日常生活の中で「このブロック塀、大丈夫かな?」と不安を感じることもあるでしょう。ここでは、安全なブロック塀のチェックポイントをご紹介します。
チェックポイント1:基礎の有無
ブロック塀が地面に直接置かれているような状態は危険です。しっかりとしたコンクリート基礎があり、そこにブロックが固定されているかどうかを確認しましょう。土の上にただ積んであるだけの場合は、倒壊リスクが格段に高くなります。
チェックポイント2:鉄筋の配筋と間隔
建築基準法では、高さやブロックの段数に応じて、縦筋と横筋を一定の間隔で配置することが義務付けられています。目視では判断しにくい場合もありますが、ブロック側面のモルタル目地に筋違いがないか、施工時の写真や業者の説明を確認すると安心です。
チェックポイント3:亀裂や傾きの有無
ブロックの表面に大きな亀裂が入っていたり、部分的に傾いていたりする場合は要注意です。亀裂は、内部の鉄筋が腐食している可能性や、施工不良を暗示していることもあります。また、全体的に斜めに傾いている塀は、基礎そのものが不十分である可能性が高いです。
チェックポイント4:塀の高さや厚み
一般的にブロック塀の高さが2mを超える場合は、倒壊リスクが高まるため、より厳格な鉄筋補強や控え壁が必要になります。もし高さが高い割に控え壁が設置されていない場合や、ブロックの厚みが薄いタイプの場合は安全性が不安視されます。
チェックポイント5:ぐらつきがないか
ブロック塀を手で押したり、軽く揺さぶったりしてみると、ぐらつく場合があります。わずかな揺れでも危険の兆候ですので、発見したら速やかに専門家へ相談しましょう。
もし安全性が疑わしいブロック塀を発見した場合、放置せずに早めに点検や補修を行うことが大切です。自治体によっては、危険な塀を改修するための補助金制度や相談窓口を設けているところもあります。ご自身の所有物ではない場合でも、管理者に連絡し、問題を共有することが大切です。安全なブロック塀は、ご家庭だけでなく地域全体の安心にもつながります。ぜひ積極的な点検・補修を心がけてください。
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