コンクリートの駐車場は、比較的メンテナンスが少なく済む反面、まったく手がかからないわけではありません。日常的なクリーニングから、ひび割れの補修方法まで、どのようなメンテナンスが必要なのかを押さえておきましょう。
1. 定期的な掃除
落ち葉や砂、泥汚れは放置するとコンクリート表面の劣化を早める原因になります。ほうきでの掃き掃除やホースでの洗い流しをこまめに行うだけでも、コンクリートを美しく保ちやすくなります。タイヤ痕や油汚れがひどい場合は、中性洗剤や高圧洗浄機を使って落としましょう。
2. ひび割れの補修
コンクリートに細かいクラックが入るのは、ある程度は避けられません。髪の毛ほどの細いクラックなら美観上の問題程度で、機能に大きな影響は少ないといえます。ただし、ひびが広がり水が染み込むような状態になったら、ひび割れ補修材などを使って早めに対応することが大切です。
3. 防水・撥水処理
表面に撥水剤やコーティング剤を施すと、コンクリート内部に水分が浸透しにくくなり、汚れや凍結による劣化を防ぐ効果が期待できます。耐用年数をさらに伸ばしたい場合は検討してみるのも良いでしょう。
4. 車止め・排水溝の点検
コンクリートそのものだけでなく、車止め(輪止め)や排水溝の付近も定期的にチェックが必要です。車止めが緩んでいると車を傷つけたり、排水溝が詰まっていると雨水が溜まり、コンクリートへ悪影響を及ぼす原因になります。
5. 重量超過や衝撃に注意
駐車場として想定している車両の重量を超える車を頻繁に乗り入れると、ひび割れや沈下のリスクが高くなります。大きなキャンピングカーやトラックなどを乗り入れたい場合は、事前に専門家に相談し、厚めのコンクリートや補強対策を検討しましょう。
コンクリートの駐車場は、正しく施工されていれば数十年単位で使用できる頑丈な構造物です。しかし、日常的な汚れやクラックを放置すると、思わぬ大がかり修繕が必要になることも。定期的な掃除と点検を習慣づけ、異変があれば早めに対処することで、美観と耐久性を長く保てます。
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