テラス屋根は一度設置すると長期間にわたり雨や紫外線から私たちを守ってくれますが、常に屋外にさらされるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。ここでは、テラス屋根のメンテナンスのポイントを素材別に紹介しながら、日常的に気をつけたいチェック項目をまとめました。
1. 屋根材の清掃
- ポリカーボネートやアクリル系
表面に埃や落ち葉、鳥のフンなどが積もると、光を遮り美観も損ないます。水洗いや中性洗剤を使って定期的に洗浄しましょう。固いブラシやスポンジで強くこすると傷つく可能性があるので、やわらかい布やブラシを使うのがポイント。 - ガラス系
ガラスクリーナーや水拭きで定期的に汚れを落とします。高所での作業になる場合は安全対策を忘れずに。また、ヒビやカケがないか目視点検をして、問題があれば専門家に相談しましょう。
2. フレーム部分のメンテナンス
- アルミフレーム
サビにくい素材とはいえ、汚れが付着したままだと腐食の原因になることも。定期的に水拭きをし、鳥のフンや塩害(海沿い地域の場合)があるなら早めに洗い流しておきましょう。 - スチール・アイアンフレーム
塗装の剥がれやサビの発生をこまめにチェック。サビが目立つ場合は、サビ落としや再塗装を行う必要があります。特に接合部やビス周りはサビやすい箇所なので注意深く見ましょう。
3. 支柱や基礎部分の点検
台風や強風、大雪のあとには支柱がぐらついていないか、基礎に亀裂が入っていないかを確認しましょう。万が一傾きや亀裂を発見した場合、早めの補修が必要です。小さなトラブルを放置すると、大がかりな修理や交換が必要になるリスクが高まります。
4. 落ち葉・排水の対策
テラス屋根の周囲に集まる落ち葉や泥が樋(とい)や排水溝を詰まらせることがあります。詰まりを放置すると、雨水が溜まり、屋根材やフレームに負荷がかかる原因に。定期的に樋の掃除を行い、水の流れをスムーズに保ちましょう。
5. シーリングやゴムパッキンの点検
屋根材とフレームを接合している部分に用いられるシーリング材やゴムパッキンは、経年劣化でひび割れたり硬化したりします。隙間ができると雨漏りや屋根材のズレにつながるため、変色や劣化が見られたら交換を検討しましょう。
テラス屋根は見上げる場所にあるため、汚れやトラブルを見落としがちです。年に1~2回は、屋根材から支柱・基礎まで総合的な点検を行い、気になる箇所があれば早めに対処をすることが長持ちの秘訣。特に高所作業で危険を伴う場合や、劣化が大きいと感じた場合は無理をせず、専門業者に相談しましょう。定期的なメンテナンスで、テラス屋根の美観と機能を長く維持できます。
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