「防草シートは一度敷けば、そのまま放っておいても大丈夫」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかし、シートが長期間にわたって機能を維持するためには、やはり定期的な点検と簡単なメンテナンスが欠かせません。ここでは、防草シートを長持ちさせるための具体的なポイントをまとめました。
1. 定期点検の重要性
- 端部のめくれや浮き
風や人の歩行によって、シートの端や角がめくれていないかチェックしましょう。めくれた部分はすぐにピンで固定し直すか、補修テープで抑え、雑草が侵入しないようにします。 - 破れや穴の有無
シートが破れたり穴が空いていると、その場所が雑草の生育拠点に。大きな破れの場合は新しいシートの切れ端を当て、粘着テープやシート用接着剤で補修するのが有効です。
2. 落ち葉やゴミの除去
シートの上に落ち葉や土、ゴミが積もると、その上で種子が発芽してしまう可能性があります。特に落ち葉や枯れ枝が多く集まる場所は、こまめに掃除をしておきましょう。掃除はほうきやブロワーでさっと済ませるだけでも十分効果があります。
3. 砂利敷き部分の補修
シート上に砂利を敷いている場合、砂利が薄くなったり散乱してシートが露出すると、紫外線による劣化が進む恐れがあります。定期的に砂利の補充やならし作業を行い、シートを守るようにしておくと長持ちします。
4. ピンやテープの再固定
風や雨、経年劣化によりピンが浮いてきたり、テープの粘着力が落ちることがあります。特に継ぎ目や角部分は要注意。気づいた時点で打ち直し・貼り直しを行い、シートの隙間から雑草が生えないようにしましょう。
5. シートの寿命を考える
防草シートの寿命は商品によって異なり、3〜5年程度のものから10年〜15年を目安とする高耐久品までさまざまです。経年劣化で繊維がボロボロになったり、紫外線対策コーティングが落ちてきた場合は全面的な敷き直しを検討します。砂利の撤去や再敷設など手間はかかりますが、雑草対策のストレスを減らすためにも定期的な見直しが大切です。
防草シートのメリットを長期間享受するためには、「定期的な点検」と「軽いメンテナンス」が欠かせません。特に風が強い地域や、人通りが多い場所ではシートが痛みやすい傾向にあるため、こまめにチェックする習慣をつけておきましょう。破れやめくれを放置するとあっという間に雑草が広がってしまうため、小さなトラブルの早期発見・補修がコツです。
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