メンテナンスが楽で通年きれいな緑を楽しめる人工芝ですが、その特性をしっかり理解しておかないと、思わぬ不便やトラブルに直面することがあります。ここでは、人工芝を敷設する際や使用するうえで押さえておきたい注意点をまとめました。
1. 夏場の高温に注意
人工芝は天然芝と違って水分を含まず、樹脂素材が太陽光を吸収するため、真夏には表面温度が高くなりがちです。炎天下では裸足で歩くとやけどする可能性もあるため、小さなお子さんやペットがいる家庭では特に注意が必要。散水や日よけの活用など、熱対策を考えておくと安心です。
2. 排水や湿気対策
人工芝の下地が不十分だと、雨水がたまってカビやコケが発生したり、悪臭の原因になることがあります。しっかり転圧して平らにし、必要に応じて透水シートや砕石を敷いて排水性を確保しましょう。傾斜の少ない平地や水はけの悪い土壌では特に入念な対策が求められます。
3. ペットの排泄物
ペットのトイレとして人工芝を使う場合、排泄物のニオイや菌繁殖に注意が必要です。尿が芝の奥に残ると不衛生になりがちなので、こまめに水洗いしたり、除菌スプレーなどを使ってケアをしましょう。特にクッション材を敷いている場合は、そこにニオイが染み込みやすいので要注意です。
4. 火気や高温物に弱い
樹脂製の人工芝はタバコのポイ捨てやバーベキューの火の粉など、高温物が落ちると溶けたり焦げたりするリスクがあります。敷設場所の近くでバーベキューや花火をする場合は、耐熱シートを敷く、専用スペースを設けるなどの対策が望ましいです。
5. 経年劣化と補修
いくら高品質でも、人工芝は長年使うと色あせやパイルのへたりが起こります。部分的に補修用の芝を貼り付ける、あるいは一定年数後に全面張り替えを検討する必要も。メーカーや商品によって耐用年数が異なるため、事前に確認しておきましょう。
人工芝は「手入れが楽」といわれる一方、ゼロメンテナンスではありません。夏の高温・排水・ニオイ・火気など、天然芝とは異なる注意点を把握し、適切な対策を行うことでトラブルを回避できます。ライフスタイルや敷設場所に合わせて、リスク要因と対処法をあらかじめ考えておくと、より快適に人工芝を活用できるでしょう。
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