お庭を綺麗に見せるためのコツといえば、いわゆる造園技術としてはたくさんあります。草が生えていると見栄えが悪いとか、木が伸び放題だと見た目が悪いとか、一般的なことに始まり、専門的な植え方や技術もあります。
全てをお伝えしてもきりがないし、すぐに簡単に実行できないことも多いので、ここではいくつかのコツを紹介します。
それでは、庭を綺麗に見せるためのコツを見ていきましょう。
地面は見せるな
以外にも、最も重要なコツな、庭なのに地面を見せてはいけないという、なんとも不思議なコツです。
実は、美しい庭は、よくよく見ると、地面である土が見あたりません。必ず、コケや芝生や砂利などで地表が隠してあります。それが綺麗に見えるコツなのです。
もし、地面が見える場合は、地面を綺麗な土で仕上げたり、土間のように叩いたりしてわざと見せていいように細工がしてあることが多いです。
不思議ですが、地面の土が見えると、庭としてはあまり綺麗に見えないのです。
裾を揃える
裾とは、庭木の下の部分のことです。髪型でいえば、襟髪のところですね。服装にしても髪型にしても、裾のところがだらしないと、全体にだらしなく見えますよね。
庭木も同様です。いくら綺麗な樹形に整えられていても、裾の部分がガタガタしていたり、びよーんと伸びていたりすると、全体にだらしなく見えてしまいます。
裾や足元はとても目立つのですね。人の服装や髪型で考えればよく分かります。その感覚が庭の木を見る時も同じように働くのですね。
いざという時は濡らすべし
特に石の多い和風庭園にはピッタリのコツですが、庭は濡らした方が綺麗に見えます。
雨の日に庭を見ると、いつもよりも美しく見えると思うことはありませんか。
植物や石は雨に濡れるとつやつやと光ります。これが美しいのです。また、色が鮮やかになります。いつもよりはっきりと輪郭が見えることでより一層引き立って美しいのです。
来客の際には、あえて打ち水をして庭を濡らすことで、お客様に美しい庭を演出することができます。
安来には足立美術館があり、松江や出雲にも見事な庭園がありますが、是非、雨の日にこそ行ってみてください。
庭を綺麗に見せるコツは、庭のつくり方から、ちょっとした工夫で見せる方法まで色々あります。これは、長い間庭師が伝授してきた伝統技術です。現在は、日本庭園から洋風庭園、そして外構エクステリアに形は変わってきましたが、綺麗に見せる技術は活かされています。その一部をご紹介しましたが、さらに詳しく知りたいとか、実際にやってみたいといった場合には、専門業者に相談してみましょう。
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