「1年中葉っぱの付いている常緑樹を植えたつもりなのに、なぜか葉が黄色くなってどんどん落ちていきます。これはおかしいのでしょうか?水が足りなかったのでしょうか?枯れないか心配です。」というご質問を毎年お聞きします。
せっかく植えた樹木の葉がどんどん落ちていったら心配になりますよね。色々なことが考えられます。あなたはどれに当てはまりますか??
黄色い葉は沢山落ちていくけどよく見たら緑の新芽が出ている
よく見ると黄色い葉は落ちていくけど、先端の方は緑色もしくは新芽が出ている。この様な状態であれば葉の入れ替えのタイミングだと思われます。確認方法としてはご近所に植わっている同じ種類の木はどうなっているか見てみましょう。同じ様な状況であれば、それは木にとってただの生理現状だと思われます。
例えばモチノキ系の木→ソヨゴ、モチノキ、クロガネモチ あとはシマトネリコ(半落葉樹)なども春先に葉が黄色くなって一気に入れ替わります。
人間の髪の毛と同じで、常緑樹といえども葉は入れ替わっています。そのタイミングが毎日ちょっとずつではなくて、春先に一気に入れ替わる個性の子だと思ってください。
新芽が黄色い樹種で、新芽がどんどん落ちていっている
オウゴンマサキなどの葉の色が黄緑~黄色っぽい色の樹木の新芽は特に黄色く、その黄色い新芽がどんどん落ちているという状態は、水不足の可能性があります。
新芽は木の先端に出ますが、木は水が不足すると遠くまで水を運ぶことが出来ず、根から近い下の方の枝までしか水が行き届かず上の方から葉を落としていきます。
新芽の出る時期は特に水を欲するため、植えたばかりの木でちょうど新芽が出るタイミングであればもしかしたら水不足の可能性があります。
冬からずっと黄色くなっていた葉が、春になって落ちている
葉が全部冬場になんだか黄色くなって、それが今落ちている…大丈夫だろうか?
葉が厚くて硬めの木などで葉が植えた年の初めての冬を迎えた際など黄色くなることがあります。特に多いのがシラカシなど。出雲地域では特に季節風で冬場の西風や北風が冷たく、これを受けた樹木が風邪をひいいた様な状態になります。木を植えるという行為は木にとって大手術の後のような状態で体調が整っていないのに冷たい風に当たりこの様な状態になる可能性があります。一度黄色くなった葉っぱは緑には戻りません。一度葉を落とし緑の新芽が出れば大丈夫。一度様子を見てください。
植えてから数年経っていても、植えられている環境によっては毎年黄色くなる方もおられます。その場合肥料が足りない可能性もあります。
心配な場合は樹木医へご相談いただくか、もしくはサッパリーズで毎年樹木に肥料をやるなど木を労ってあげませんか?
庭木の維持管理について詳しくは【サッパリーズ】までお問い合わせください。
ご質問、相談ご希望の方はこちらから!