外構エクステリア工事は、金額的にも大きくなります。だからこそ失敗はしたくないのは誰しも同じです。そうであるならば、最初の入り口であるどこに頼むか業者を選ぶ段階が最も重要になってきますね。
外構エクステリアの業者を選ぶ際の注意点ということですが、もちろんあります。ただ、あくまでも業者を選択する時に第三者として比較可能な部分や、公表されている情報のみで注意できる点ですので、これがすべてではないことを理解ください。
それでは、業者を選ぶときの注意点についてみていきましょう。
その業者は国の許可認定(建設業許可)を受けているか
外構エクステリア工事は、国が定めている建設業に該当します。建設業は大小様々な建物などをつくるため、一定の技術や信用を持っていることを前提として業務を行っています。よって、国土交通省が建設業に携わる業者を厳しく審査して、この業者なら間違いないとお墨付きを与えた業者だけに認定される「建設業許可制度」という法律に基づいた制度があります。
まずは、業者がこの建設業許可を持っているかどうかは、重要な指標になります。
なお、建設業許可の有無は以下のサイトから簡単に調べられるようになっていますので、参考ください。
国土交通省建設業等企業情報検索システム
スタッフや現場職人は必要な資格を有しているか
外構エクステリアは設計デザインを最初に作って、その後工事に移ります。それぞれに専門性が高く、専門の資格があります。専門スタッフは、資格を取得することで一人前として認められます。よって、スタッフや現場の職人がどんな資格を有しているかは安心材料の一つとなります。
スタッフや職人の持つ資格は、業者のホームページで紹介されていることが多いです。これも大事なPRですので、業者としても是非見てほしいところでもあるからです。
外構エクステリア工事に主に必要な資格は次の通りです。
技能検定 | 1級造園技能士 2級造園技能士 1級左官技能士 2級左官技能士 |
施工管理技士 | 1級造園技能管理技士 2級造園技能管理技士 1級土木施工管理技士 2級土木施工管理技士 |
公的資格 | 色彩検定1級 色彩検定2級 福祉住環境コーディネーター1級 福祉住環境コーディネーター2級 |
民間資格 | 1級エクステリアプランナー 2級エクステリアプランナー RIKCADオペレーション技能検定1級 上級造園修景士 樹木医 松保護士 ブロック塀診断士 |
実在の店舗が存在するか
近年はwebでなんでも買える時代となりました。外構エクステリアの商品もネット販売で買えないものはないくらいです。しかし、外構エクステリアは工事をともないます。ネット上でのやり取りだけで、自在の店舗があるかどうかも分からない状況での契約は危険です。なぜならば、外構エクステリア工事はその後のアフターフォローが重要だからです。
webでの取引には、今もなおトラブルがつきものです。高額になる住宅や外構エクステリアは、はやりwebだけでの取引はお勧めできません。
よって、業者の会社が実在し、どこにお店を構えているかは重要な情報です。できれば、どんなお店なのかを目で確認するのが良いでしょう。
実績として受賞歴を有しているか
外構エクステリア業界では、様々な賞があります。大きく分けて、公的な賞と民間の賞の2つです。
まずは、公的な賞を有するのが良いとされます。公的な賞は審査も厳しく受賞が難しいからです。島根県内、松江市や出雲市の方で見られる公的な賞をいくつか紹介します。
まずは、優良な工事に与えれる「優良工事表彰」があります。表彰される業者数は非常に少ないうえ、公平な視点からの表彰として非常に名誉ある業者として目指すべき表彰です。
他に、「しまね景観賞」があります。島根県におく審査委員会で審査されます。工事対象は官民問いませんが、ある程度の規模がある工事が選ばれているようです。
つぎに民間の賞を紹介します。民間の賞はたくさんあります。LIXIL、三協アルミ、YKKをはじめ各メーカーが独自に開催しているコンテストです。地域ごとやデザイン別など、受賞者数は公的な賞と比べるとかなり多くなります。
外構エクステリア工事を依頼する際の業者選びについては、ウェブサイトなどに多くの情報が確認できるようになったため、容易に比較することができるようになりました。しかし、何が重要な情報なのかについては、意外と知られていないのが現状です。
今回の注意点は一例ではありますが、第三者として比較する際に重要な内容ばかりです。これで完璧とは言いませんが、少なくともこれくらいは抑えておくべき内容です。
大切な外構エクステリア工事で失敗しないためにも、事前情報として覚えておいてもいいでしょう。
ご質問、相談ご希望の方はこちらから!