結論としては、まだ枯れたという判断はしないでくださいということです。
葉がないということは、枯れている可能性は確かに高いと思います。しかし、それだけで判断してはいけません。
それは、なぜかというと、葉がない状況は枯れている以外にも可能性があるからです。いくつか事例を上げましょう。
虫に食べられて葉がなくなっている
近年は暖かいのが原因なのか、葉を食べる害虫がとても多い気がします。毛虫などの幼虫は、ムシャムシャと庭木の葉を食べていきます。場合によっては、一夜にして丸裸になることもあるくらいのスピードです。
当然虫に食べられてしまうと、葉がない庭木となりますが、これは決して枯れてはいません。再び葉が出てきます。
よって、虫に食べられていて葉がない時もあるということです。
台風などの強風にさらされても落葉するときがある
突然強い風にさらされると葉の水分が奪われて落葉する時があります。台風の後に葉が落葉する現象などがこれにあたります。
特に、春先の新芽が出た後すぐは、まだ葉がやわらかくて弱いため、強風にさらされると葉が落ちてしまいます。
もちろん、その後新しい芽が吹きますので、枯れるわけではありません。
極度の水不足に陥った時に自ら葉を落とす
真夏の乾燥時期や春先の水不足に対して、植物は自らの命を守るために葉を落とします。それは、葉から水分が蒸発する、いわゆる蒸散を落葉することで防ぐためです。植物にとっては、大事な葉を落とすわけですから、最終手段となります。
しかし、落葉したからといって、まだ枯れているわけではありません。その後水分を確保することができれば、新しい芽が吹いてきます。
以上のような場合がありますので、枯れたかどうかを判断するのは慎重にしましょう。
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